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配当利回り

平均は1%台

配当利回りは、その株を買ったときに測られる1株あたりの年間配当金が株価の何パーセントに当たるを示す指標です。「1株当たり配当金÷株価×100」で求めます。

配当金が一定であれば、株価が低いほど配当利回り高くなり、投資効率が良くなります。東証Ⅰ部に上陽されている会社の配当利回りは平均で1.5%程度です。高い企業では4~5%台のところもあります。

配当減額のリスクも

配当利回りに注目して投資する場合、気をつけなければならない点があります。まず、配当利何りは通常、会社側が公表している配当金の予想値をベースに算出するということです。

配当金が正式に決まるのは決算後の定時株主総会ですが、そのときになって株を買っても、配当金はもらえません。配当金を受け取るには決算期末までに株を購入し、株主名簿に登録されなければならないからです。

したがって、せっかく高利回りが狙えると期待して購入しても、会社の業績が悪化した場合には配当金が当初の予想より少なくなる恐れもあります。

株価の下落リスクもあります。仮に配当金で年2%の利益を得ても、株価がそれ以上に下げてしまっては素直に喜べません。

売却すれば損が確定してしまいますから、配当利回りを重視して買う場合には、かりに値下がりしても持ち続け、株価の回復を待つという余裕のある態度で臨むべきです。

配当性向

配当金に関連した指標である配当性向についてです。配当性向は、企業が純利益のうち何パーセントを配当金に回しているかを示しています。1株当たりの年間配当金を1株当たり利益で割って求めます。

配当性向は高ければ高いほどよいというわけではなく、設備投資などに充てる内部留保とのバランスがとれているかみる必要があります。

PER

利益と株価を比較

株価が1株当たり利益の何倍になっているかを示す指標が株価収益率(PriceEarningsRatio=PER)です。PERは「ピー・イー・アール」または「パー」と読みます。

株価が5,000円と500円の会社を比べて「5,000円の会社が割高、500円の会社が割安」とはいえません。多くの利益をあげている会社であれば、株価が高くても必ずしも割高とはいえませんし、わずかな利益しか稼いでいない会社であれば、株価が安くても割安とはいいきれないからです。

そうした問題点を解決するのがPERです。PERが高いほど株価は割高、PERが低いほど割安と考えられます。

業種などにより異なる水準

PERは何倍以上が割高、何倍以下が割安という絶対的な基準はありません。東証Ⅰ部の上場企業の予想PERは平均で約17倍で、これが一応の目安にはなります。

しかしPERは企業の成長段階や業種によって大きく異なるので、注意が必要です。たとえば、成長力のあるベンチャー企業だとPERは高くなりがちですし、一方で、あまり将来性のないとみられている産業のPERは低くなる傾向があります。

同業他社や同規模の会社などと比較しながら、割高か割安かを判断します。また、赤字の会社はPERを計算することができません。赤字でなくても黒字が極端に小さい会社は、PERが極端に高い異常値になってしまいます。

株式益回り

1株当たり利益を株価で割ってパーセント表したものを株式益回り、あるいは単に益回りといいます。PERの逆数です。

PERか20倍の銘柄の益回りは5%になります。株価に対して年間いくらの利益を出しているかを示し、やはり株価の判断・割安を測る指標として使われます。

PBR

純資産を基準に

PERにちょっと似た名前の指標が株価純資産倍率(PriCeBook-valuGRatio=PBR)です。PBRは「ピー・ビー・アール」と読みます。

求め方は「株価÷1株当たり純資産」で、単位はPERと同じく「倍」です。1株あたり純資産は、貸借対照表の純資産を発行済み株式数で割って計算しますが、企業の決算書にも記載してあります。

PERが利益をもとに株価の割高・割安を計るのに対し、PBRは純資産を雑準に考えます。他人に返す必要のある負債と違って、会社の資産は株主のものです。

言い換えれば、会社が解散したときの株主の取り分、つまり解散価値を示します。PBRは解散価値に着目した指標であるともいえます。

底値を探る

指標PBRの特色は、1倍という水準が大きな意味を持つことです。PBRが1倍超であれば株価が1株当たりの解散価値を上回っていることを示し、反対にPBRがl倍を割っていれば、株価が解散価値を下回っていることを示します。

このためPBRが1倍前後に下がってくると、たとえ解散して株が紙くずになっても、それに見合うくらいのお金は返ってくるとして、割安である目安とされます.PBRは株価の底値圏を探るときに活躍する投資指標なのです。


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投資指標として用いる

PBRは1倍割れという割安の判断基準があるため、投資指標として大変便利です,ただし、利用の際に注意しておくべきこともあります。

貸借対照表上で純資産がたくさんあっても、実は隠れた含み損を抱えているような場合は、PBRの値に疑問符がつきます。

近年、時価会計の適用が広がり、貸借対照表と財務実態の飛離は以前に比べ小さくなってきたとみられますが、純資産が必ずしも正確でない可能性があることは頭に入れておきましょう。

またPBRは過去に積み上げた純資産をベースにしているので、PERと異なり、将来の利益見通しを考慮した判断がしにくいという弱点があります。


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