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株価指数

平均株価と株価指数

株式市場全体の株価水準を示す指標には、平均株価と株価指数があります。前者はその時々の各銘柄の株価の平均値を示すものなので、日本ならば単位は「円」です。

これに対し、後者は過去の一時点の株式時価総額を基準に、現在の相場水準を相対的に示すものなので、単位はなしかポイントです。

このように、厳密にいうと両者は別物なのですが、実際には平均株価も含めて「株価指数」と呼ぶ場合がほとんどです。

日経平均株価

日本の代表的な株価指数の1つが日経平均株価(日経平均)です。東証第1部上場銘柄から流動性や業櫛のバランスを考慮して225銘柄を選び、これらの株価の平均値を計算するのが基本です。

ただし、株式分割や銘柄入れ特えなど市況変動以外の要因に左右されないよう、分母(除数)に修正を加え、指数の連続性を保っています。

日経平均は1950年以来の歴史があるだけに、過去の株式相場をめぐる話題と密接に結びついています。

終戦直後の1ドル=360円の為替レートにちなんだ「1ドル相場」、1965年(昭和40年)にかけての証券不況で株式相場が下落した際に注目された「1,200円攻防戦」、バブル絶頂期の1989年12月29日の大納会に付けた史上最高値3万8,915円87銭などです。

東証株価指数

もう1つの代表的指数が東証株価指数=TOPIX、トピックスです。東証1部に上場しているすべての日本企業を対象とした、時価総額加重型の株価指数です。

基準日である1968年1月4日の時価総額(8兆6,020億5,695万1,154円)を100ポイントとした場合、現在がどの程度かを表します。

各銘柄の時価総額を計算するに当たっては、発行済み株式全体でなく、浮動株について算出しています。

浮動株とは市場で日常的に売り買いされる株のことで、発行済み株式から上位10位の大株主(投資信託や決済機関などを除く)の保有株、自己株式、役員の保有株を除いたものを指します。

日経平均は株価水準の商い銘柄(値がさ株)の値動きの影響を受けやすい傾向があります。これに対しTOPIXは時価総額の大きい銀行株や通信株の影響を受けやすいという性質があります。

日経平均をTOPIXで割った値をNT倍率といい、値がさ株の人気度をはかる目安として利用されます。

ローソク足

チャート分析に根強い人気

過去の株価の動きをグラフにしたものをチャートと呼びます。株式市場では過去の株価パターンから将来の動きを予想するチャート分析に根強い人気があります。

特に日中に何度も売り買いを繰り返す投資家にとって、チャートは企業業績を調べるよりもはるかに大きな意味があるようです。

5分後、10分後の株価を予想するうえで、1~2年先の企業業績の見通しを参考にするわけにはいかないからです。

陰線・陽線・ひげ

チャートで最も一般的なのは、白か黒の四角形の上や下に棒が伸びているタイプです。日本独特のチャートで、あし形がローソクに似ているのでローソク足と呼ばれます。

それぞれの銘柄には始値、高値、安値、終値の4つの値段を使って描きます。終値が始値を下回ったときは、黒になり、これを陰線といいます。

逆に終値が始値を上回ったときは、白い四角で陽線といいます。取引時間中に始値や終値より高くなったり安くなったりした場合は、四角から上と下に棒(ひげと呼ぶ)を引いて表します。

相場の動きを集約

このローソク1本にその日の相場の最低限の動きが集約されており、相場の勢いや方向性を想像することができます。

陽線なら基本的に強い動き、陰線なら弱い動きですし、ひげと組み合わせて上ひげの長い陽線なら基調は強いが伸び悩み、下ひげの長い陽線は下げた後に持ち直して結局高く終わったかなり強い動きなどと判断します。

下ひげだけの陽線は、終値がその日の高値、つまり高値引けであることを示し、上昇基調だとわかります。始値と終値が同じ値段は寄引同事線で、相場の転換点に現れることが多いといわれます。

さまざまなチャート分析

移動平均線

相場の先行きを占う場合、日々のローソク足と組み合せて、中長期的な相場の傾向を示す移動平均線やトレンドラインがよく使われます。

移動平均とは過去一定期間の株価の終値を平均したもので、13週、26週、52週など期間ごとに算出します。


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これをつないだ線が移動平均線になります。移動平均線は株価の方向性や勢いを示しており、日々線が移動平均線を大きく上回れば、相場は過熱感から調整する公算が強まるといわれます。

反対に大幅に下回れば、売られすぎで持ち直す可能性も大きくなるとされます。期間の短い移動平均線と期間の長い移動平均線がともに右上がりの状態で、前者が後者を下から上に突き抜けることをゴールデンクロス、ともに右下がりのなかで上から下へ切ってきた状態をデッドクロスといいます。

ゴールデンクロスは相場が中長期的に上昇局面にあるシグナル、デッドクロスは逆に下落局面にあるシグナルとされます。

トレンドライン

相場は短期的に上げ下げを繰り返しながらも、一定の期間は一方の方向に進むとされます。

その方向性を直線によって示すのがトレンドラインです。相場が上昇基調にあるときは、一時的に下げても、前回の安値を下回らずに再び上へ向かいます。

この下値をしたねしじせん結んだ線を、トレンドラインのうち下値支持線と呼びます。反対に下落基調にあるときは、上げても前の商値をうわ抜けずに再び下げに転じます。

この上値を結んだ線を上値抵抗線といいます。これらの線を突き抜けると、相場は転換点を迎えたとみなされます。

多彩な手法

このほかチャート分析には、株価と売買高の関係を示す「逆ウォッチ曲線」や「一目均衡表」「ポリンジャーバンド」「フィボナッチ・リトレースメント」など多彩な手法があります。

インターネット証券では顧客向けサービスとして、パソコン画面で多数のチャート分析ができるようにしています。


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